設立趣意・沿革

設立趣意

一般社団法人日本観光研究学会(JITR)は、「観光に関する研究の促進を図り、もって観光の発展に貢献する(定款)」ことを目的として設立された学術団体です。
本学会は、1986年、わが国の”観光に関する研究者の集まり”であることを明示した「日本観光研究者連合」の名称によって設立されました。その後8年間の活動によって組織としての基礎が整ってきたことをふまえ、組織と活動の拡充を目指して、1994年度会員総会において現在の名称に変更して諸活動を続けて参りました。そして28年を経た2022年、任意団体から一般社団法人へ法人格を取得しました。
設立当初は120余名の発起人によって発足した本学会ですが、その後、多くの方々が主旨に賛同して入会され、現在1,100名を超える会員を有する日本最大の観光系学術団体となりました。観光研究・教育ならびに実践的研究の第一線で活躍しているわが国の観光研究者を網羅した全国組織となっています。
本学会は、観光に関わる多様な学問領域の会員によって、質の高い研究を創出するための学術交流や相互研鑽の場を提供するとともに、すぐれて現代的な社会行動としての「観光」を実践的・実理的かつ学問的に探究していきます。あわせて国際的な視野の広さと、地域・現場の視点をもって、「観光」のもつ新しい可能性や意味を開拓する姿勢で、観光研究を先導していきます。そして、持続可能かつ豊かな「観光」の実現により、平和な社会の形成に貢献していく所存です。

沿革

1986年
5月…立教大学において「日本観光研究者連合」設立総会開催.初代会長に鈴木忠義氏を選出
6月…『学会報』第1号発行
11月…(第1回)全国大会開催
第1日目にシンポジウム(テーマ:観光学を求めて…日本観光研究者連合の目指すもの…)
第2日目に個人研究発表会を開催
1987年
5月…『観光研究』(vol.1)刊行
1990年
7月…(第1回)研究懇話会開催
1994年
5月…1994年度(第9回)会員総会において、名称を「日本観光研究学会」に変更
11月…研究分科会発足
1996年(設立10周年)
9月…第17期日本学術会議会員の選出に係わる学術研究団体へ登録
1999年
9月…第18期日本学術会議会員の選出に係わる学術研究団体へ登録
2003年
7月…関西支部設立
2006年(設立20周年)
2007年
4月…九州・韓国南部支部設立
5月…学会賞(論文奨励賞、観光著作賞)の設置
2008年
5月…第1回学会賞授賞式
2009年
9月…『観光研究』リニューアル
11月…『観光学全集』(全10巻+別巻)の刊行開始
2011年
東日本大震災特別研究(2011年度、2013~2014年度)
2015年
3月…東北支部設立
2016年(設立30周年)
2020年
5月…新型コロナ・特別研究プロジェクト(2021年5月まで)
6月…首里城焼失特別研究(2020年度)
2022年
6月…一般社団法人日本観光研究学会に移行