全国大会での研究発表

大会論文変更の概要

主な変更点

一般社団法人日本観光研究学会大会学術委員会では、査読付き論文を投稿する機会を新たに設けて活発な学術的交流を増やすため、また会員からの査読スケジュールが読める査読付き論文の発表の場に対する要望に応えるために、これまで検討を重ねてきました。その結果、来年度(2021年度)より全国大会の研究発表に査読付き論文部門を設けるとともに、全ての論文(査読無し・査読付き)をJ-STAGEに掲載する形に移行します。なお、これまでの「査読なし論文部門」は継続し、それを集成した「日本観光研究学会全国大会学術論文集」も引き続きCD-ROMとして発行されます。
会員の皆さまにおかれましては、下記変更内容について熟読いただき、今まで以上に積極的な論文投稿と、発表時における会員同士の活発な議論をお願い申し上げます。
大会論文変更の経緯はこちらをご覧ください。

新たに設置する「査読付き論文部門」について

概要

これまで全国大会での発表研究に対しては、査読無しの論文投稿を求め、同論文を全国大会学術論文集(CD)に掲載してきました。そこに今回、査読付きの論文部門を新たに設置することとします。同査読付き論文(6〜10頁)は、毎年5月初旬に投稿し、査読を経た上で11〜12月に開催される全国大会での発表が義務付けられます。なお、これまで年2回発行してきた機関誌「観光研究」に掲載される査読付き論文(随時投稿可能:毎月末〆切)については、そのままの形で残ります(最大ページ数が20頁に変更されます)。
その結果、観光研究学会で取り扱う論文は、「全国大会(査読付き)」【新設】、「全国大会(査読無し)」【既設】、「機関誌(査読付き)」【既設】の3種類となります。なお、新設される「全国大会(査読付き)」は、「全国大会学術論文集」および「観光研究(機関誌)」とは別に、「観光研究(特集号)」へ掲載されることとなります。

査読基準

新設される「全国大会(査読付き)」の論文は、【新規性】および【完成度】を評価のベースとし、【独創性】、【発展性】、【実務を含めた応用可能性】、【時宜性】、【萌芽性】についての総合的な評価を加えた上で、査読可否を判断することとします。
既設の「機関誌(査読付き)」の論文における査読基準との違いは、下記「3.観光研究(機関誌)【既設】との査読基準の違いについて」を参照してください。

投稿スケジュール

投稿料・掲載料

投稿料15,000円、掲載料20,000円(掲載決定時に支払い)
※ 不採用等で「全国大会(査読無し)」に移行する際、再度投稿料を支払う必要はありません。

J-STAGEにおける取り扱い

全国大会における発表研究は、来年度(2021年度)より、「全国大会(査読付き)」【新設】、「全国大会(査読無し)」【既設】に関わらず、全ての論文がJ-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)に掲載されることとなります。投稿者自身による対応事項はありません。
J-STAGEの詳細については、こちらを参照ください。

観光研究(機関誌)【既設】との査読基準の違い

新設の「全国大会(査読付き)」論文は、既設の「機関誌(査読付き)」論文同様、新規性があり、一定の完成度に達していることが前提条件として求められますが、両条件は既設の「機関誌(査読付き)」論文の方がより厳密に満たしている必要がある形にしています。また、両条件に加えて追加で総合的に評価される視点として、既設部門の視点に「萌芽性」が加えられており、より論文の対象を拡げる形の設定となっています。

新規性 完成度 独創性 発展性 応用
可能性
時宜性 萌芽性
全国大会
(査読付き)
【新設】
機関誌
(査読付き)
【既設】
設定なし

観光研究学会論文における査読基準
(凡例)
◎ 評価の対象とし重視する
◯ 評価の対象とする
※ 総合的に判断する

問い合わせ先
大会学術委員会
e-mail:ac2@jitr.jp